田中 一希

田中 一希

事務・広報

PROFILE

保育士として約8年勤務後、保育園本部や園長も経験。認可保育園「野のはな空のとり保育園」で事務・運営を担当する一方、高校ガイダンスや学校説明会などで保育の魅力を伝えている。その話から保育に興味を持ちはじめる高校生は多い。

TEACHER INTERVIEW保育は、「かわいい」の先がおもしろい

田中 一希

Q1|高校生向けのガイダンスでは、どんな話をしているのですか?

高校生だと、保育士を目指している人もいれば、まだ興味がない人もいます。だから、保育の仕事を説明する前に、子どものかわいさが伝わる話をするように心がけています。

玉成保育専門学校の敷地内にある「野のはな空のとり保育園」のInstagramを見てもらうと、「かわいい」という声が自然に上がるんです。

そして「寝転んでころんころんとあそんでいるのが0歳」「テーブルの上をのぞいたり、物を手にとったりするのが1歳」「友達とあそび始めるのが2歳」と紹介すると、「こんなに違うんだ」と驚いてくれます。「子ども」と一括りにできないことを知ることが、保育のおもしろさにつながります。

Q2|高校生と接するとき、大切にしていることは何ですか?

保育に興味がある人だけに向けた話にならないよう、高校生一人ひとりの表情を見て保育の魅力を伝えるようにしています。

たとえば、男子高校生に「男性保育士は、先生たちからも頼りにされるんだよ」と話すことがあります。行事の準備で設営や荷物を動かすときに、どんなに遠くにいても「教えて〜」「こっち来て〜」と呼ばれて重宝されるんですよ。男子高校生は、はにかみながら話を聞いてくれます。

また、保育士のやりがいもつらさを含めて話しています。僕はつらさよりも、やってよかったなという気持ちが上回りました。リアルな話から保育の道を志してくれる人が増えたらうれしいです。

Q3|高校生の表情が変わった瞬間はありますか?

保育って、子どもとあそぶ仕事というイメージが強いかと思います。でも「子どもの未来を育てる仕事なんだよ」と話すと、高校生の表情が変わるんです。

特に男子高校生が、みんな顔を上げて、まっすぐこちらを見てくれたことがありました。ちゃんと胸に言葉を入れてくれているような表情に見えたので、うれしかったですね。きっと、心に響いたんだと思います。

Q4|田中さんは保育士の経験もありますが、身についた力は何ですか?

「相手の立場や背景を考えて話す力」だと思います。子どもと関わることは、人と関わる力を育ててくれました。

保育では「その子が今どんな気持ちなのか、その前に何があったのか」を考えて言葉を選んで話をします。保護者の方にも、今日の出来事を詳しく伝えていました。「友達とケンカして泣いています」ではなく、「背景に何があって、どう声をかけたのか」まで伝えると安心してもらえました。

実は、一般企業で働いた経験もあるのですが、相手の立場や背景を考えて話すことは信頼につながりました。経験の浅い自分を助けてくれたんです。きっと、どんな仕事でも通じる力なんだと思います。

Q5|進路を考えているみなさんへ、メッセージをお願いします!

僕は教員ではないので、「この園がいいよ」と進路を決めるようなことはできません。でも、保育士や園長、本部スタッフとして、いろいろな保育園を見てきた経験があります。

もし「幼稚園と保育園ってどう違うんですか?」「小規模保育園と大きな保育園、どっちが自分に合うと思いますか?」と聞かれたら、自分が見てきた保育の姿や、いろいろな園の特徴を伝えることはできます。

「こんな働き方もあるんだ」と視野を広げてもらえたらうれしいですね。いつでも気軽に話しかけていただければと思います。

先生や学校の雰囲気は、ぜひ直接感じてみてください。

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