藤岡 郁子 校長

藤岡 郁子

校長・ピアノ講師

PROFILE

学生から「第二のママ」と慕われる存在。どんなに忙しくても一人ひとりの小さな変化に気づき、そっと寄り添う。「巡り合った人には幸せでいてほしい」が、教育の原点。

TEACHER INTERVIEW子どもの感動に、心動く人に

藤岡 郁子 校長と卒業生
卒業生とともに

Q1|玉成が大切にする「共に育つ」とは?

子どもは、いろいろな人と関わりながら成長していきます。でも、育つのは子どもだけではありません。学生も先生も、子どもと関わることで驚いたり、発見したり、共感したりしながら、一緒に成長していきます。

子どもが育つと同時に、周りの大人も育っていくんです。お母さんも、子どもが生まれた瞬間にお母さんになるわけではなく、子どもと一緒にさまざまな経験を重ねながら、お母さんになっていきます。

保育士や幼稚園の先生も、同じです。子どもと一緒に育ち、本物の保育者になっていきます。だから玉成では、先生になる前から、子どもとたくさん関われる環境を大切にしています。

Q2|保育を学ぶとは、どういうことですか?

子どもは毎日、たくさんの「はじめて」に出合います。だから学生にも、正しい知識を持って、子どもの「やってみたい」に応えられる人になってほしいと思っています。

たとえば、子どもが「絵を描きたい」と思っても、紙もクレヨンもなければ描けません。先生が環境を整えることで、子どもの「やってみたい」は大きく広がります。

子どもを見ていると、教科書で読んだことや先生が話してくれたことが、目の前で起こりはじめます。「授業で学んだのは、こういうことだったんだ」。そんな気づきを、子どもが何度も運んできてくれるんです。

Q3|学生に「たくさん感動してね」と伝えているそうですね。

子どもは毎日、おどろいたり、よろこんだり、「あれ?」と思ったりしています。その気持ちに気づいて、共感できる人になってほしいんです。

感動するって、すごく心が震えること。心が動いた経験があれば、子どもの感動に共感できます。だから私は学生に「たくさん経験して、たくさん感動してね」と話しています。動物園でもいい。ライブでもいい。おいしいものを食べることでもいい。心が動く経験を、たくさんしてほしいんです。

子どもが「先生、カピバラ見た!」とうれしそうに話しかけてくれたとき、「先生も見たよ!かわいかったよね!」と一緒に喜べたら、うれしさはより大きくなります。

子どもと同じことで笑える人は、子どもの気持ちに寄り添える人。だから私は、勉強だけではなく、学生にも毎日を楽しんで、たくさん心を動かしてほしいと思っています。

Q4|学生と接するときに大切にしていることは何ですか?

学生を心から大切に想い、一人ひとりを受け止めることです。

「今日は元気がないな」「何かあったのかな」。そんな小さな変化に気づけるように、できるだけ学生のことを知ろうとしています。「どうしたらよろこぶかな」「彼女は何に興味があるのだろう」。そんなことを考えるのも好きなんです。

根底にあるのは「巡り合った人には幸せでいてほしい」という気持ちかもしれませんね。卒業式の日も「この先、絶対に幸せになるのよ」と送り出しています。私の願いは、それだけなんです。

Q5|進路を考えているみなさんへ、メッセージをお願いします!

たとえば、保育士は、はじめて「立った」「歩いた」「話した」といったかけがえのない瞬間に出合えるやりがいのある仕事です。

玉成を卒業すると、幼稚園教諭二種免許状と保育士資格のふたつの国家資格が取得できます。保育園や幼稚園だけでなく、障害者支援施設など福祉の現場でも活躍できます。一般企業に就職しても保育の仕事にいつでも戻れますし、生涯にわたって「ぜひうちに来てください」と声をかけてもらえる仕事なんです。

人と人が向き合う仕事は、AIには代われません。住宅手当や休日も充実し、昔とは働く環境が大きく変わっています。だからこそ、私は保育の仕事をおすすめしたいんです。

玉成は、子どもからたくさんのことを学べる学校です。ぜひ一度、見に来てください。子どもとの近さを実感してもらえると思います。

先生や学校の雰囲気は、ぜひ直接感じてみてください。

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